CentOS上でRails環境を構築するときに引っかかったところと解決方法

 CentOS(6.5)上にRails環境を構築するときに引っかかったところと解決方法をご紹介します。  

Rails環境を構築するのに必要なもの

各段階で注意すること

Ruby

 Rubyの安定版は「2.0.0p353」でして、そのバージョンをインストールすればいいのですが、CentOS6.5のyumリポジトリではRubyの最新のものがバージョン1.8.7です。  なので、公式からバージョン「2.0.0p353」ダウンロードして、インストールするしかないのが現状です。 以下のコマンドをCentOS上で実行すると、公式からダウンロードできます。

 wget http://cache.ruby-lang.org/pub/ruby/2.0/ruby-2.0.0-p353.tar.gz

実際の手順は以下のサイトでご確認ください。 http://centos.bungu-do.jp/archives/000294.html

 ただ、上URLのサイトで紹介されている、Rubyのソースをコンパイルする際に必要なパッケージの他に、以下のものもインストールしないとダウンロードとインストールできません。

yum -y install wget make

 また、 makemake installを実行するときはsudoをつける必要がある。

ruby -v

上のコマンドにて、インストールしたRubyのバージョンのが表示できていれば、完了です。

SQLLite

Rubyと同じ方法でダウンロード、インストールを行います。

wget http://www.sqlite.org/2013/sqlite-autoconf-3080200.tar.gz

sqlite3 -version

上のコマンドにて、インストールしたRubyのバージョンのが表示できていれば、インストール完了です。

 RailsでSQLliteを使うにはドライバをインストールする必要があるので、そちらもインストールしましょう。

 gem install sqlite3

Node.js

 Rubyと同じ方法でダウンロードとインストールを行えば、できますが、Node.jsの場合には、もっと簡単な方法があります。  以下のコマンドを順番に実行するだけです。

  sudo rpm -ivh http://ftp.iij.ad.jp/pub/linux/fedora/epel/6/x86_64/epel-release-6-8.noarch.rpm

sudo yum -y install nodejs npm --enablerepo=epel

Railsをインストール

お疲れさまです。やっと本命のRailsのインストールを行います。

さっそく、gem install railsを実行したいところですが、そのまま実行しても、始まらないので、その前に、  gem update を実行します。

その後、gem install railsを実行します。 私の場合は、15分ぐらいかかりました。

最後に rails -v にて、Railsのバージョンが表示されれば、完了です。